鏡洲ソアのVTuber研究室

VTuber活動に役立つTips、ノウハウなどを発信していきたい

VTuberモデルの立ち絵スクショの撮影方法

主にサムネイル作成の際などには利用するVTuberモデルの立ち絵のスクリーンショット素材などが欲しくなることが多いかと思います。
その際の撮影に使用するソフトなどの比較などをまとめてみます。 なお、以降の説明では3Dモデルを前提としていますが、Live2Dで作成された2DモデルのVTuberモデルにも応用が利くかもしれません。
また、動画を撮影したい場合だとまた事情が変わってくるので、その辺もまた別記事と言うことで。

TL;DR (結論だけ見たい人)

3tene(FREE)の透過背景指定と表情指定機能、スクリーンショット保存機能が便利でした。
とりあえず手軽に始める初心者は一番お世話になりやすい気がします。

3tene(free)を利用した撮影

本命のソフトです。
有償版の3tene PROもあるのですが、今のところは 3tene FREE を使っています。今後有償版の方を導入する機会があるかもしれませんが、その辺りの事情はまた別の記事にて。
仮に動画撮影の際のキャプチャにはAnimazeなどを使う場合でも、立ち絵素材などのスクリーンショットを撮るだけのためにも導入する価値があるソフトかもしれません。

簡単な撮影の流れ説明

以下、記事執筆時点では Windows版の3tene FREE Ver. 3.0.5 を使用しています。 前提として、VTuberモデルの登録や解像度の設定などは済んでいるものとします(必要に応じて別記事にて投稿します)。

  • ①背景設定より、透過背景の設定にします
  • ②表情設定から、撮影したい表情を選択します
  • ③ズームインなどをして撮影したい画面状態になったら撮影ボタンを押します
  • ④撮影した画像はWindowsのデフォルトでは(?) PC > ピクチャ > 3tene フォルダに保存されます。
    保存された画像を確認してみるとちゃんと透過画像のPNG形式になっており動画のサムネイル作成などに適した画像が簡単に撮影できます。

Animazeを利用した撮影

Animaze でもスクリーンショットの撮影は一応可能です。

しかし、以下のような点から前述の 3tene FREE を利用した撮影の方が楽だなと言う認識です。

  • 背景設定で透過背景にはできない……と記事を書くまでは勘違いしていたのですが正確には操作が少しややこしいだけで可能ではあるようです(有償版のみの機能かもしれません)
    「専用のキャプチャウィンドウ」を有効化したうえで、そのキャプチャウィンドウ上で右クリック→「アルファの透明度」を有効化することでグリーンバックの背景が透過背景になり、この状態でスクリーンショットを撮影することで透過画像が取得できるようです。
  • 表情差分の指定が(デフォルトでは)ほぼできない
    恐らくAnimazeエディターにて事前にカスタマイズのアクションやポーズの設定が必要なようで、 3teneFREE で指定できるような汎用的なプリセットの準備がないようでした。

OBSを利用した撮影

OBSでスクリーンショットを撮影することも可能ですが、通常はキャプチャソフト単体で撮影することになると思います。
スクリーンショットの撮影ではなく、動画の撮影の場合はお世話になる事があるかもしれません。

VRoidStudioでの撮影

ソフト自体がなかなか重いのであまり使用経験がないのですが、こちらも透過背景を設定する方法が簡単に見つからず、グリーンバックで撮影したものを加工で透過する必要があり、劣化に繋がるので困っていました。
こちらもスクリーンショットの撮影ではなく、動画の撮影の場合はお世話になる事があるかもしれません。

追記: v1.12.0 で透過背景での撮影に対応されました!!

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

まとめ

最初はAnimazeで立ち絵などのスクリーンショットを撮影したかったのですが透過背景化が上手くいかず……
たまたま複数のキャプチャソフトを使っていたお陰で3teneFREEの方も使ってたのですが、これが滅茶手軽に使えて便利でした、というお話をしたかっただけでした。