鏡洲ソアのVTuber研究室

VTuber活動に役立つTips、ノウハウなどを発信していきたい

ペルソナ3 リロード 序盤までプレイしての感想

基本的に放置されてるはずのこのブログ、最近何故か着々とアクセス数が増えている気がして非常に謎。これがはてなブログの力なのか……??

さて、今日の本題はタイトルの通り、株式会社アトラスさんが送り出すペルソナシリーズの内、第三作目のペルソナ3を本格的にリメイクしたペルソナ3リロードの話題ですね。
実は何を隠そう僕自身、このゲームにはそこそこ思い入れがあって、前世(?)で普通にゲーム実況垂れ流してた時代に企画してた縛りプレイのチャートを流用して、
ペルソナ3公式設定資料集やペルソナ倶楽部P3もその時に買い集めました)
今回、満を持してペルソナ3リロードの発売日前に大慌てでペルソナ3ポータブル リマスター版での最小戦闘回数クリア(最小勝利回数クリア)縛りの実況プレイの動画を上げました。

ペルソナ3リロードのプレイ前に原作をおさらいしたかった点もあり、本プレイ側の編集が終わるまではリロードの方はプレイせず、と言った形でマイペースにゆっくりとプレイしています……。
ようやくプリーステス戦が終わり、リロードの方もそこまではプレイし終えたので本記事を書きました。良かったらこちらもご覧になってもらえると嬉しいです。

youtu.be

ペルソナ3への想い

本題に入る前にもうちょっと前置きを入れさせてください。流石に序盤の感想だけを取り扱った本題だけだと中身がなくなっちゃうからね
※以降、滅茶滅茶にネタバレを含む感想、意見の発信となるので未プレイの方はお気を付けください。

私がペルソナシリーズ自体を知ったのもこのペルソナ3からでした。
当時まだ黎明期の雰囲気が残るインターネット時代において、ゲームを嗜んでいる個人サイト系のブログ主や絵師さんなんかが発信するペルソナ3が面白い!と言う噂を見かけたのがきっかけだったと思います。

ただ、残念ながらペルソナ3、及びペルソナ3FESのオリジナル版を当時プレイするまでの経験には至らず、
プレイしたのはその後のペルソナ3ポータブル版の発売時(しかもPSP goと言う忘れ去られし産物でDL版でのゲームプレイ)のタイミングでした。滅茶面白かったです。
もちろん女性主人公版でのプレイもしましたし、時間を置きながらトータルで5週分くらいはプレイ経験がある気がします。

その後、当時ハヤカワ文庫を読み漁ってた流れでアバタールチューナー: クォンタムデビルサーガの小説を読んだり、デビルサバイバー2ペルソナ4 ザ・ゴールデンペルソナ5をプレイしたり、程度がアトラス作品とのまともな経験になります。

ペルソナ4、5とプレイはしましたが、一番好きなペルソナシリーズは3のままだったので、
ペルソナ3への思い入れや継続的に発信されてたコンテンツを少しでも応援しようと舞台版を観劇しました。劇場版の映画公開は元々見る習慣もなかったせいもあって全編公開されて落ち着いたころに見ました。

ペルソナ3 の良さとは何なのか

ペルソナ4、5への違和感と言うか、不満の一つとして、これはストーリーの流れもあるのですが、恐らく仲間同士が妙にすぐに仲良くなり過ぎたと言うか、主人公を持て囃す仲良しごっこ感が強すぎるゆえの距離感や嫌悪感が自分の中にあるのかなと言う気がしています。
また、ジュブナイルRPGの性質ゆえにかもしれませんが、あまりにも大人が悪者になり過ぎていると言うか、それに反比例する形で自分たち少年少女側が良いやつ過ぎるのかもしれません。

とは言え、ペルソナ3は暗すぎる!と評価される面もあったのも事実なので、
ストーリーやキャラクター面をもう少し分かりやすく親しみやすくし、BGMやUI面でのスタイリッシュさやコミュ面の楽しさの方を推し出して表面上の評価も好意的にされやすくして、それがシリーズの評価に繋がっているならそれはそれで否定できないよなと言うのも事実なので難しい所ですね……。

ペルソナ4、5でのゲームへの親しみやすさの一因となる部分として、陽介、竜司のような分かりやすいムードメーカー的な相棒キャラの存在と、クマ、モルガナのマスコットキャラの存在が強い気がします。
ペルソナ3で言うと、相棒的な役としては順平なのでしょうが……。
その順平の人の良さやムードメーカーっぷりには、複雑な家庭環境や辛い経験ゆえの反動から来る未熟なもので、割と序盤でボロが出て急に裏切るような行動を取ってくるから親しみは持てないわけですね(笑)
その後も、チドリとの恋を通して頭に血が上って暴走する系のキャラとしての立ち回りがあったりするので、その辺りの未熟さっぷりを理解してあげられないと悪い印象も持たれやすいです。

ペルソナ4、5においては、各キャラのシャドウとの対峙の形でコンプレックスなどの克服が割とあっさり終わってしまいがちで、仲間になってからは開き直って仲良くなるという感じです。
一方でペルソナ3においては伏線を張りまくっていた真田先輩や桐条先輩の決意をこっぴどい形で一度叩き潰しますし、ゆかりと桐条先輩との間のギスギスも相当引き摺った上にようやくわだかまりが溶けると言う形で各キャラの境遇や成長を1年かけて長い目で紐解いたり、見守っていく構図になっています。

個人的にはその辺りの展開の仕方がペルソナ3の良さだと思いますし、タロットになぞらえて旅路を終えるストーリー面の完成度や、最終戦で流れるBGMのアレンジ演出などこれ以上ない形でやりつくしてしまっているのも後続の作品の評価への難しさだと思います
(誤解しないでほしいのですが、私自身はペルソナ4の田舎感やハイカラなBGMの雰囲気、ペルソナ5の洗練されたUIや演出で楽しむ最新版ペルソナシリーズの完成度はそれぞれ十分にゲームとして楽しめる出来だったと思っています。あくまでシナリオやキャラへの愛着などの総合的な好みの話になります)

シナリオ面での変更気付き、感想

さて、長い長い前置きを終えたところでようやくの本題に入っていきます

  • 細かい描写への補完や表現をマイルドに改めている部分があるようです。順平のヒーローやリーダーへの憧れが学校生活やタルタロス探索での発言で追加されています。
    また、超細かい面で言うと、初めて交番に連れられる際に渡された5000円に対しての悪態も大分マイルドに抑えられていて、未熟な悪ガキ感と言うより良いやつ感の印象の方を強めている気がします。
    ポータブル版での順平の5000円支給への反応
  • OPにて巌戸台駅から巌戸台分寮まで歩いて行くシーンにおいて、自分での操作が追加されています。
    言われてみれば確かにと言う感じですが、巌戸台駅を最寄り駅とし、巌戸台商店街を通り抜けて巌戸台分寮へと向かう。と言った主人公の生活実態に沿った土地勘が付いて良いなと思いました。巌戸台分寮ってこんな大通り沿いにあったの……!?
  • 主人公が最初にペルソナに覚醒して入院した後、目覚めるまでの日付も微妙に変わってたりします。ゆかりとの絡みを多くしたかったのか、それとも幾月さんの日曜日ギャグをぶっ放したかったのか……。
    チュートリアルの日の屋上に風花がいたり、細かい追加要素は色々あるので元々の描写をおさらいしているとより楽しめますね。

システム面での感想

  • ペルソナ5をベースにしたUI面の洗練っぷりは基本的には満足です。ただ、影時間の演出はオリジナル版の方が良かったなと言う印象です。
    不満要素で申し訳ないのですが、リメイク版のBGMが打ち込み感が増しているのが地味に気になるところ。正直なところオリジナル版のBGMに切り替えられる設定があると良いかなと思うのも事実です。
  • シフトが便利なので仲間の属性攻撃利用がしやすくなっているのは良いです。一方で弱点さえ特定されたら後は作業ゲー・ぬるゲー過ぎるけど恐らく弱点をまともに突けるのが雑魚敵前提でのバランス調整なのかな?
  • ラッシュによる戦闘速度アップ感がショボくて使う価値があまりないように感じたので、そこはアップデートでも良いので改善して欲しいなと思いました。

おわり

序盤しかプレイできておらず、感想も短めですが、どちらかと言うと投稿した実況プレイの宣伝が中心だったので今回は以上になります。
リロードの感想はクリアするまではまだまだ先になりそうなので、今後は実況プレイを進めながらのペルソナ3の設定やキャラクターの解説や考察をまとめるついでのブログ投稿になるかもしれません。

【DaVinci Resolve】モノラル音声の音源をステレオ音声に変換する方法

お久しぶりです。鏡洲ソアです。
メインの動画投稿とともに暫く活動が滞ってしまっていましたが、小ネタ記事から徐々に活動再開していきたいと思います……。

タイトルの通りですが、先日DavinciResolveでの編集中に遭遇した、なんかおかしいなと思ったらこれモノラルな音源じゃねぇか!?と思った時の対応方法をまとめておきます。
個人的な感覚として、いつもやる作業ほどではないけど、しばしば遭遇するケースで時間経つと対応忘れがちなものをメモると自他ともに需要があると信じてます。

では早速本題に行きましょう。
ヘッドフォンをして確認中におや?これはもしかしてモノラルな音源なのか?と気付くデータがあれば、音符マーク♫の「Fairlight」タブを開きます。
この画面でその他の音源と比較してみると、左側からしか音が流れていないような見た目になっていることが明らかです。

ステレオ音源に変換する方法

さて、ここからこのモノラル音源をステレオ音源に変換します。

  • 該当する音源の表示枠をダブルクリックして「Clip Attributes」のウィンドウを表示させます。
  • 恐らく最初は「Name」タブが表示されているため、「Audio」タブの表示に切り替えます。
  • 「Format」として「Mono」が選択されているはずなので、これを「Stereo」に変更します。
  • 「Source Channel」の表示が増えたはず。Rightチャンネルの選択を「Mute」からLeftチャンネルで選択されている「Embedded Channel 1」のような値に変更します。
  • OKで保存して、ウィンドウを閉じると、以下の通りステレオ音源になっていることが確認できるはずです。

これで無事にステレオ音源として音声が流れるようになるはずです。再度ヘッドフォンなどで確認をしてみてください。

と言うことで短いですが以上です。
なにかの拍子に録音した音声がモノラルになってしまった場合や、ダウンロードした音源がどうやらモノラル音源のようだった場合はこの記事内容を思い出してみてください。

【DaVinci Resolve】ブロックノイズを回避するエンコード方法の模索

こんにちは、ソアです。
今回は DaVinci Resolve で動画をエンコード後に、どうしてもブロックノイズが出てしまう時に回避する方法を模索してたのでそれについて紹介します。

まずは具体的にどんなことで困ってるかの説明をもう少し詳しくしておきます。
例えば、直近の It Takes Two のゲーム実況動画の中でワームホールに突入するようなシーンがあり、一時的に白背景の画面が描写されるのですが……

この映像部分を DaVinci Resolve で動画をエンコードした時に元動画のファイルでは何事もない白背景の表示が以下画像のようにブロックノイズ混じりになってしまう現象が起きました。
実はこうした現象は過去にも遭遇したことがあり、感覚的に黒背景や白背景などの単色背景になった時にこうしたノイズ混じりの映像になってしまうことが多いように思われます。

色々とエンコード時の設定を変えてみることで、微妙にノイズが減少したりは確認できるものの完全に防ぐまでには至らずでしたが、
最終的に以下記事の通り、 H.265 形式でエンコードするのが最も有効でした。

note.com

また、H.265形式でエンコードすることで動画サイズもH.264形式よりも圧縮されるので良いことづくめ……。
と思いきや実は思わぬ落とし穴があって、ニコニコ動画がH.265形式の動画のアップロードにどうやら未対応のようでした。

qa.nicovideo.jp

一見、最初は順調にアップロードが進んでいるように見えるので、いつも通り動画情報とかを登録しようとしていたのですが、アップロード完了後、エンコードの段階まで行かず途中経過が吹き飛んでしまうのでした。
(これ挙動が滅茶苦茶分かりにくくて、ちゃんと動画が投稿できない理由が分からず3回くらい無駄に再アップロード試みてしまったので、せめてエラーメッセージの出し方とか分かりやすさとかも改善して欲しいところ)

と言うことで、YouTube向けの動画に関しては H.265 形式でエンコードすることでブロックノイズは回避できているのですが、ニコニコ動画向けの動画はノイズ発生を回避することができず困ったままです……。

以上、H.265形式でのエンコードは確かに有効なのですが、H.265形式でのエンコード以外でブロックノイズの緩和に有効な設定などの情報を引き続き求めてます!
もしくはニコニコ動画さんがH.265形式の動画投稿に対応することを待ち望みます!!

【VRoid Studio】 v1.20.0 から透過背景の撮影ができるようになりました

こんにちは、ソアです。

透明背景での撮影が機能として可能な 3teneFREE に比べて、 VRoid Studio の方ではグリーンバック背景でスクリーンショットの撮影をするしかない、
と言うことで以前こんな記事を書いたのですが……

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

先日、リリースされた VRoid Studio のバージョン 1.20.0 で追加された機能の中に、
まさにこの透過背景画像を撮影するための機能追加が含まれていました!

……正直ここまでで記事の本題はほぼ終わりなのですが、せっかくなので実際の画面を見ながら軽く紹介しておきますね。

まずは VRoid Studio の公式サイトから最新バージョンのインストーラをダウンロードしてきましょう。

vroid.com

どうでもいいんですけど、最近の VRoid Studio のリリースペース早すぎませんか?
少しサボってた手元のバージョンが 1.4.2 だったので、最新バージョンが 1.20.1 まで一気に飛んでどれだけ放置してたんだと思ってしまったのですが、 1.4.0 って丁度1年前くらいのバージョンでした。

はい、と言うことで新しいバージョンのソフトがインストールできたので起動して撮影画面を開いていきます。
背景を選択すると、背景色に加えて「不透明度」も制御できるようになってます。

不透明度を 0 まで下げれば、それ即ち透過背景画像での撮影設定になります。

はい、後は撮影ボタンを押すだけです。
ちゃんと透過背景での画像が撮影できました。

これは待望の機能追加だったと思います!
開発者の方々、対応ありがとうございました。

たまたまこの情報に早めに気付いたので、ついでに記事にまでしてみたのですが、今後はちゃんと公式Twitterさんの情報発信なども追いかけていかなきゃなと思いました。

VTuber 3Dモデルで動きのあるアニメーション動画撮影をする方法

今回はVTuberの3Dモデルを利用して動きのある動画撮影をする時の方法をいくつかまとめてみます。
YouTubeにそのまま投稿するような動画向けの動画撮影ではなく、終了動画やショート動画、アイキャッチ用で大きく動きのある動画撮影に使うもの向けとお考えください。
また、モーションキャプチャを利用した動画撮影ではなく、プリセットされたアニメーション動作を活用する想定です。

が、本文見ればわかりますが、全然良い感じに撮影する方法が確立できてなくて困っているのが現状でして、ツッコミやアドバイス、補足情報を待ってます……!!
なお、これまた 3tene さんが優秀と言うオチです。

静止画のスクショの撮り方編は過去記事もご覧ください。

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

VRoid Studio

3Dモデル自体をこの VRoid Studio で作成したので最も簡単に辿り着く動画撮影方法でしたが、スクショこそ撮れるのですが動画撮影が機能上どうやらないようです。
そのため、アニメーションした画面をOBSでキャプチャして無理矢理撮影するような形になってしまい、あまり良い動画品質にはならないので注意が必要です。

  • VRoid Studio のアバター編集画面中の右上のカメラアイコンをクリックして撮影画面に移動します
  • 「背景」からグリーンバックなどの背景を設定した後、「ポーズ&アニメーション」から撮影したい任意のアニメーションを実行させます
  • OBS を起動して、ウィンドウキャプチャとしてソースを追加、VRoid Studioのウィンドウを選択します
    • そのままだと画面が上手くキャプチャされないようなので、キャプチャ方法を「Windows 10」に変更します
    • また、ウィンドウごとキャプチャしている関係上、無駄な要素も多いので映したい場所だけが映るように適当に拡大させます
  • VRoid Studio がアクティブな状態でないと、アバターは動いてくれないので……
    OBSで録画開始後、 VRoid Studio 側のウィンドウを開いて適当な時間待ってから、録画終了させます

メリット

  • VRoid Studio でアバター作成した人ならそのままの流れで素直に撮影できる気軽さ
  • アニメーションのプリセットがそこそこある

デメリット

  • 画質や動きのスムーズさなどへの期待はできない

Animaze

撮影はしやすいのですが、残念ながらプリセットされているアニメーションの数が少ない上に癖が強くて使う機会が少なそうです。
何かしらのカスタマイズなどで増やせるかもですが、その方法が分からず困ってます……。

  • アニメーションのアイコンをクリックし、撮影したい任意のアニメーションを実行させることができます。後ほど使うので対応するショートカットキーを覚えておきます
  • Animaze は単体で動画を撮る機能ができるのでそれが使えます、がデフォルトだとmpeg形式で保存されそうなので設定から「HQ(.mp4)画質で録画」にチェックを入れておいた方が使い勝手が良さそうです
  • 「スクリーンのキャプチャ&録画」からメニューを表示し、「録画動画のプレビュー」を実行します。プレビューと言いつつ早速録画が開始されます。

メリット

  • 単体で動画の録画機能があるため、撮影は簡単
  • 画質などの品質の良さも保証されている

デメリット

  • アニメーションのプリセットが少なく、活用は厳しい

3tene FREE

スクショに引き続き、アニメーション動画撮影の操作までの機能準備やUIについては、 3tene が一番だと思います。

録画した動画は「PC > ビデオ > 3tene」などのフォルダに保存されるはずです。

モーションの追加に関して

3tene FREE では、モーションを定義するBVH形式のデータがあれば簡単にモーションを追加できます。
3tene は公式サポートも充実しているので、以下の動画もご覧ください。

youtu.be

BVH形式のデータは誰かが用意した定義やファイルを拾ってくることができます。
これまた 3tene 公式からおススメのサイトも紹介されてます。
が、なにぶん数が多くて、どのモーションが欲しいのかを闇雲に探すには大変なので用途が決まってキーワードを固めてからがいいかもしれません……。

メリット

  • 単体で動画の録画機能があり、UIも良い
  • 画質などの品質の良さも保証されている
  • モーション追加の手順も分かりやすい

まとめ

と言うことで、今回はVTuberモデルでアニメーション動画を撮影する方法をまとめてみました。
3tene FREE ではモーション追加もしていけるので、今後はその辺りも上手く使いこなしていきながらおススメのモーションなど紹介できると面白そうですね。
モーションデータがDLできるその他のおススメサイトなんかも教えてほしい~

VTuber版 ゲーム実況の収録環境構築例の紹介【二人収録編】

ソアです。今回は二人収録編と言うことで既に紹介済みの内容は割愛しつつ、差分だけを軽く紹介しちゃいますので前回の記事とあわせてご覧ください。

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

ここで紹介する二人収録は同じ場所で同じTVなどを見ながら協力プレイや片方が閲覧専門に回ってゲーム実況するような場合になります。
PlayStationなどの遠隔で同時プレイできる機能を使って、リモートで同時収録するようなケースではないのでお気を付けください。

収録環境構成図

前回同様に先に図を見せちゃいます。
大事なのは次の3点です。

  • 二人目用のアバターのトラッキング環境を追加
    (利用ソフトによっては一人の場合と大差ない可能性もあり)
  • PCからの音声を同時に二人で聴けるようにする分配機・分配ケーブルの導入
  • OBSでのマイク音声をモニターのみ有効にする

二人目用のアバターのトラッキング環境整備

先に挙げた図では、単純に同時に二つのソフトを立ち上げて、それぞれのソフトやWebカメラアバターを動かしています。
それぞれのソフトが立ち上げる仮想カメラをそれぞれOBSのソースとして取り込めば、これで同時にアバター表示をする収録が行えます。

ところがソフトによっては、一つのソフトで複数アバターの同時収録機能を持つ場合もあります。
その場合は利用するカメラなども一つで済み、構成が簡略化される可能性があります。

例えば、Animazeの元だったFaceligでは複数アバターの同時表示機能がありました
(が、いまいち使いこなし辛かった記憶があり、後継であるAnimazeが既に登場していたため深掘りしてません)。

youtu.be

Animaze にはこの機能は含まれていないようですが、
現在同時に使用している 3tene FREE の有償版である 3tene PRO で2体同時のアバター表示や操作が可能なそうで落ち着いたら購入や導入を検討中です。

分配機もしくは分配ケーブルの導入

一人で収録時は普段通りにイヤホンやヘッドフォンを利用してPCの音声を聞く形でOBSから流しているゲーム音声を聞くことができますが、二人での同時収録となると一工夫が必要です。

分配機

Amazonなどで以下のような分配機が売ってます。
音量を各出力ごとに調整できたりもできるので導入してみましたが、いまいち端子の接続が悪かったりで安定しないので困ったりはしてます。

あと端子に利用されるのが普段使っているようなミニジャックのサイズではなく、もう一段階大きいサイズなので必要に応じて変換ジャックやケーブルが必要になります。

分配ケーブル

もう少し簡略化された機材の案として、以下のような分配ケーブルがあります。
この分配ケーブル自体は別に長めでなかったりするので、PCから手元までヘッドフォンやイヤフォンの長さが届くのか等にはお気を付けください。

その他の機材や機能での分配

選択肢は他にもあって、例えばオーディオミキサーの方でどうこうできる場合もあるかもですし、
たまたま適当にAmazonで買ってたヘッドフォンがそもそも端子が二つあって、もう一つのヘッドフォンに分配することも可能な機材だったりしました。

OBSでのモニター設定の工夫

ここは環境によっては対応不要かもしれませんが、一応現在僕らが収録をする際には実践してるので記載しておきます。
ヘッドフォンをした上である程度の音量でゲーム音声などを流す設定にしている場合、ゲーム音のせいでお互いの声が聞こえ辛くなってしまう場合があります。

そんな時の補助として、OBSで録音対象にはしていないが入力は来ているマイク音声をモニターだけは有効にしておくことで、
ゲーム音に加えてマイクで拾った実況音声をお互いのヘッドフォン、イヤホン環境に流すことが可能になります。

OBSのオーディオの詳細プロパティ上で、以下のように「マイク」に対応するモニタリングの設定を「モニターのみ(出力はミュート)」にしてみましょう。

まとめ

以上、二人でゲーム実況を同時収録する場合の環境構築のポイントを少し解説してみました。
もちろん各人の環境や使用ソフト、収録したい動画の種類などで差分は色々出てくると思うのですが、複数人同時での動画収録をしたいVTuberさんなどの参考にしていただければ幸いです。

【GIMP】グリーンバック背景のスクショ画像を透明背景画像に加工する

こんにちは。ソアです。 記事にしたいネタはちょこちょこあるのですが、なかなか一つの記事として書ききることができず久しぶりの投稿になってしまいました。

今回は表題の通り、グリーンバック背景のスクリーンショット画像を透明背景画像に加工する方法を紹介してみます。 具体的には、以下の記事で紹介したような VTuber の立ち絵などを撮影したいが、ポージングの自由度を重視しており、 最初から透明背景での画像が撮影できる 3tene FREE ではなく VRoid Studio などで撮影した画像を使用したい場合の話になってきます。

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

追記: v1.12.0 で透過背景での撮影に対応されました!!

thor-vtuber-labo.hatenablog.com

例えば、こんな画像を透明背景画像に加工してみたいとします。

Windows のペイント3Dで切り抜きを試みる

とりあえず真っ先に試そうとするのはこれだったんですが後述する通り上手くいきません。 興味なければ GIMP の方まで飛ばしちゃってください。

  1. ペイント3Dで画像を開いて、マジック選択をやってみます。
  2. 拡大してみるとグリーンバック背景がところどころ残っています。
    一応削除する対応はできるのですが、それでも細かい所の調整は不完全になるのでどこかで妥協して切り抜きます。
  3. 「Ctrl+x」で切り抜いたら、新しいファイルの作成をします。
    新しいキャンパスは「透明なキャンパス」の設定をONにして、あらかじめキャンパス内に切り抜いた画像が入るように適当なサイズまで大きくしておきます。
    その後「Ctrl+v」で張り付けます。
  4. 必要なところだけでトリミングし直して、PNGデータとして保存すれば以下のような雑な切り抜き画像が完成します。 が、見ての通り滅茶苦茶グリーンバック背景が残っちゃうので素材としては使い辛いです……。

GIMP を使ってグリーンバック背景を透明化してみる

と言うことで手抜きをせずに GIMP でどうにかする方法を習得してみます。
公式ドキュメントとかに説明があるかもしれませんが、以下の記事を参考にさせていただきました。
本記事では GIMP 2.10.32 のバージョンを使用しています。

unity-yuji.xyz

  1. GIMP で対象画像を開き、「レイヤー」タブから「透明部分」→「色を透明度に」を選択します。
  2. 「Color」は右にあるスポイトアイコンからグリーンバック背景の色を抽出して設定する。 「Transparency threshold」と「Opacity threshold」を 0.1 くらいの値から始めて、切り抜かれ具合に応じてそれぞれの値を調整して良い感じに切り抜かれるパラメータを模索します。
  3. あとはエクスポートすると以下のような画像が完成します。さっきより大分ましになったと思います。

背景色の要素を抜き取る形になるはずなので、指定したパラメータ値や元画像の背景色除去の難しさ度合によって若干元画像との色みが変わってしまう恐れがあります。 その辺りには注意してください。

以上です。 その他こう言う方法やソフトがおススメだよと言う情報あれば教えてもらえると助かります。