こんにちは。ソアです。 記事にしたいネタはちょこちょこあるのですが、なかなか一つの記事として書ききることができず久しぶりの投稿になってしまいました。
今回は表題の通り、グリーンバック背景のスクリーンショット画像を透明背景画像に加工する方法を紹介してみます。 具体的には、以下の記事で紹介したような VTuber の立ち絵などを撮影したいが、ポージングの自由度を重視しており、 最初から透明背景での画像が撮影できる 3tene FREE ではなく VRoid Studio などで撮影した画像を使用したい場合の話になってきます。
thor-vtuber-labo.hatenablog.com
追記: v1.12.0 で透過背景での撮影に対応されました!!
thor-vtuber-labo.hatenablog.com
例えば、こんな画像を透明背景画像に加工してみたいとします。
Windows のペイント3Dで切り抜きを試みる
とりあえず真っ先に試そうとするのはこれだったんですが後述する通り上手くいきません。 興味なければ GIMP の方まで飛ばしちゃってください。
- ペイント3Dで画像を開いて、マジック選択をやってみます。
- 拡大してみるとグリーンバック背景がところどころ残っています。
一応削除する対応はできるのですが、それでも細かい所の調整は不完全になるのでどこかで妥協して切り抜きます。 - 「Ctrl+x」で切り抜いたら、新しいファイルの作成をします。
新しいキャンパスは「透明なキャンパス」の設定をONにして、あらかじめキャンパス内に切り抜いた画像が入るように適当なサイズまで大きくしておきます。
その後「Ctrl+v」で張り付けます。 - 必要なところだけでトリミングし直して、PNGデータとして保存すれば以下のような雑な切り抜き画像が完成します。 が、見ての通り滅茶苦茶グリーンバック背景が残っちゃうので素材としては使い辛いです……。
GIMP を使ってグリーンバック背景を透明化してみる
と言うことで手抜きをせずに GIMP でどうにかする方法を習得してみます。
公式ドキュメントとかに説明があるかもしれませんが、以下の記事を参考にさせていただきました。
本記事では GIMP 2.10.32 のバージョンを使用しています。
- GIMP で対象画像を開き、「レイヤー」タブから「透明部分」→「色を透明度に」を選択します。
- 「Color」は右にあるスポイトアイコンからグリーンバック背景の色を抽出して設定する。 「Transparency threshold」と「Opacity threshold」を 0.1 くらいの値から始めて、切り抜かれ具合に応じてそれぞれの値を調整して良い感じに切り抜かれるパラメータを模索します。
- あとはエクスポートすると以下のような画像が完成します。さっきより大分ましになったと思います。
背景色の要素を抜き取る形になるはずなので、指定したパラメータ値や元画像の背景色除去の難しさ度合によって若干元画像との色みが変わってしまう恐れがあります。 その辺りには注意してください。
以上です。 その他こう言う方法やソフトがおススメだよと言う情報あれば教えてもらえると助かります。